Zohoは安い!しかし機能はお値段の倍以上だ!
Zohoは安い!しかし機能はお値段の倍以上だ!
Zohoの価格はその機能に比べて驚くほど安い。
Zoho本社の「広告宣伝費用をお客さまからいただく料金に追加するのはおかしいといつも考えています。Zohoはお客さまを引きつけるための費用を低く抑えることで、手頃な価格で商品を提供し、節約した支出をユーザーに還元します。」と公言している通り、Zohoはほとんど広告を出さないことでその低価格を実現している。日本の多くのIT企業がテレビCMにかなりの費用(営業利益以上)をかけていながら、開発が疎かになっていることに比べて姿勢としては正しいと思うし、そのポリシーを尊敬する。
しかししかし、そのためもあって(海外では誰もがZohoを知っているにもかかわらず)日本におけるZohoの認知度は圧倒的に低く、おかげで「Zohoは安いけど、機能はそれなり」と思われている節がある。Zohoを売ってゆくパートナーとしてもちょっと(?)困る。
先日あった引き合いで、Zohoを紹介した時に、相手から「Salesforceは高機能だが、値段が高いのでZohoを・・・」との言葉が出たので、私からは「ZohoはSalesforceに勝るとも劣りません!」と声を強めに伝えた。
実際、昨年(2023年)にSalesforceを設定する作業が久々にあったのだけれど、その機能は私がSalesforceビジネスに関わっていた数年前当時から、ほとんど進化していないように見える。
サービスを長く使い続けていただくためには、大幅な変更は良いことでは無いし、SFA/CRMの機能はこれ以上必要が無いところまで来て入るとも思う(なのでSalesforceはAIに注力し始めたが、Zohoだってちゃんとやってるもん)。
しかし、Zohoは常に進化を続けており、こうなれば良いのになと思ったことはあっという間にサポートされ、さらに自分の期待以上のものが提供されてくる。
ZohoはCRMだけじゃない
Zohoジャパンの方針とサポート体制もあって、CRMを全面に打ち出しているが、ZohoとしてはERP以上のサービスを提供している。
ZohoはCRMだけでなく、世界中のトップクラウドサービスと同等以上の機能を、それらの半分以下の低価格で提供している。
例えば、サービスデスクのZendesk(Zoho Desk)、ストレージのBox(Zoho Workdrive)、WebサイトのWordpress(Zoho Sites)、オフィス製品のMS Office(Zoho Office Suites)など、全部で50以上のサービスが提供されていて、さらに毎年のように増えている(パートナーとしては困ったもんだw)。
Zohoの面白さの一つとして、これら競合製品を排除しようとせず、自社製品との連携機能を自ら用意して「互いに共存しましょう」というスタンスを取っているように見える(私はそう感じる)ことだ。