選挙活動をZoho CRMで(3)

01.28.24 10:30 AM コメント By 森本伸夫

戦略プロデューサーが最重要

2012年、Salesforceの開発インフラであるForce.comと地図情報サービス(オークニー)で、選挙活動CRMサービス『一発当選.com』を企画した。

製品化に向けて使っていただいた新潟県の町長選挙では、新人が現職に大差をつけて開票数分後に当確という圧倒的な大差での結果を出せた。


この結果は、このツールだからでは無くて、このツールの目的を理解して、ツールをしっかり使いこなし、戦略的に選挙を進めた選挙対策本部長(越後のごくごく)の力が合ったからでこそだ。

その地域ごとに年齢、職種などの世帯属性を管理することで、若い世帯をめぐる街頭宣伝カーは、その世代が興味を持つ『子育て』を中心に話し、お年寄りの多い地域は『介護、年金、医療』に重きを置くなど、効率の良い広報活動を行った。

それ以外にも、蓄えられたデータをもとに、常にその時々の状況を判断し、最適な方法を考え、問題の対策にたり、結果をフォローするOODAループで選挙戦を考えた。


応援者とそうで無い人の想定(選挙違反にならないレベル)で、当選確度は高精度で見極められたから、この結果はなるべくしてなる当然の結果だと言える。



一方、選挙の話では無いがCRMを入れても使いこなせていない企業組織がいまだに多いのは、この戦略的に営業を推進できるマネージャ(社長がベスト)の不在が最重要課題だと言える。


ちなみに『一発当選.com』は、何人かの議員へのプロモーションでも良い評価をいただいていたが、当時私がクラウドサービス事業化をコンサルさせていただいていた企業の合意を取ることが出来ず、たち消えとなった(分からない人たちにゴリ押しする気は無かったしw)

森本伸夫

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