kintoneとZoho CRMについて

08.06.23 09:14 AM - コメント - By 森本伸夫

Zoho CRMって、kintoneに比べて、めんどくさい、難しい?

Zoho CRMって、kintoneに比べて、めんどくさい、難しいと思っていませんか?
アプリケーションの構成と考え方は、kintoneもZoho CRMもほぼ同じです。
kintoneアプリ=Zoho CRMのタブに相当します。
どちらもフォーム(個別レコードの表示)とビュー(一覧表示)から構成されています。

つまり、
連絡先タブ=連絡先アプリ
取引先タブ=取引先アプリ
    商談タブ=商談(案件)アプリ
商品タブ=商品アプリ
になるわけですね。

Zoho CRMには、他にも請求書や予定など、
すでに作り込まれた全部で30以上のタブが用意されています。

つまり、30以上のkintoneアプリがあらかじめ用意されているわけです。
すごいでしょ?w

なので、Zoho CRMは
ノーコード、ローコードを超えて、ノーカイハツですぐに使えます。

ただ、ここで問題になるのが、アプリ(タブ)同士の関係性、設計思想の理解です。
kintone初心者あるあるの
『一つのアプリに全部のデータを持たせてしまう』
しか考えられない方には、めんどくさい、難しいとなってしまいます。

設定作業は、
何社も対応してきた私の場合は1時間ほどで完了しますが、
通常はどなたも初めて行う訳ですから、
いくら時間をかけても終わりません。

Zohoあるあるの隠れキャラのようなUIによって、
Zohoラビリンスにハマってしまい『Zoho使えねぇじゃん!』となります。

無理はやめてZohoパートナーにお問い合わせください。

もしくはアプリ(タブ)同士の関係性を無視して、
連絡先タブ(連絡先アプリ)に全ての情報を詰め込んでしまい
『これkintoneと何が違うのよ?』となってしまいます。
当然ですね。

Zoho CRMは、
世界中の営業とマーケティングプロセスのスタンダードとして
機能が作り込まれていますので、
実はkintoneでCRMを作る場合にも参考になります。

ただ顧客情報を一つのアプリにまとめただけのアプリは、
CRMではありませんので(ひょうけいさんです)、
まずは本物に触れてみることをお勧めします。


森本伸夫