kintoneについて

08.11.26 07:38 AM - コメント - By 森本伸夫

kintoneは開発環境であって業務アプリではない

kintone≠CRM

kintoneは誰もがノーコードでアプリを簡単に作れる優れたサービスです。
これまでExcelで管理していた顧客リストをkintoneで作れば、チームで顧客情報を共有することができるようになり、組織としてお客様に対応することで、自社ビジネスの拡大に繋げられます。
kintoneの良さの一つは、自分たちでプロセスを棚卸して、プロセスの課題を明確にし、自分たちの手で問題を解決するというDo It Yourselfな方法論があります。
しかし、kintoneで作られたそれ(アプリ)は最適なCRMと言えるのでしょうか?
自分たちの住む家をDIYで建てることは、ベストな選択なのでしょうか?

kintoneで作られたシステムのイメージ

Need ability(考えることが必要)

kintoneでCRMを作るには、開発者が営業プロセスを理解した上で、アプリの構成とマスターデータ項目の設計作業が必要になります。
実のところ、営業プロセスを明確に規定されている企業はあまり多くは無く、10本以上のアプリといくつものプラグインで構成する設計作業は、それがkintoneだから誰でも作れるというわけではありません。
さらにアンケート、メルマガ、ホームページの訪問管理などを実装しようとすると、思ったよりも開発とプラグインのコストがかかり「こんなはずじゃ?」になってしまいます。
私は、これをkintoneプラグインシンドロームと呼んでいます。

with Zoho(Zohoを加えることで)

kintoneにZohoを連携させることで、顧客情報の共有をCRM/MAとして強化することができます。
例えば、
・アンケート作成(Zoho Survey)
・メルマガ管理(Zoho Campaigns)
・SNS管理(Zoho Social)
その他にも、Zohoにはkintoneと繋いでビジネスの拡大に寄与できる、多くのアプリが提供されています。

ZohoのiPaaSであるZoho Flowはkintoneコネクタを標準で持っています。


Zoho Flowは世界中800を超えるクラウドやオンプレミスサービスとのコネクタを持っているので、Zohoだけでなく、それら各種サービスとkintoneとの連携も容易です。

 Zoho is a genuine SFA/CRM

kintoneからZohoに移行する場合に起きやすい失敗の第一は、kintoneのアプリ構造をそのままZoho CRM上に作ろうとすることです。

具体的には、kintoneの顧客情報アプリの項目を、すべてZoho CRMの連絡先タブ(タブがアプリに相当します)に作ってしまいます。当然、その方が何も考えなくて楽チンです。

本来、kintoneの顧客情報アプリは、連絡先タブ、取引先タブの2つに分割します。中には顧客情報アプリに商談情報も持っている場合もあり、連絡先タブに商談情報の項目も追加された方もおられました(もちろん削除していただきました)。Zoho CRMでは、商談情報は商談タブに持ちます。

その他にも、kintoneで作られたExcelまんまで低レベルな顧客情報シートの文化を、Zoho CRM上に構築して、結局は「Zohoあかん、全然使い物になれへん」という結論になってしまった方を何人も見かけます。

 まずはご相談を

私は、元kintoneエバンジェリストでした。今でもkintoneの良さは理解しているつもりです。ただ、kintoneで作られたシステムの多くは、Zohoの各サービスで作られた世界標準の業務プロセスから見れば、あまりにも低レベルです。

今のkintoneに疑問を感じた方は、ぜひ森本商店にご相談ください。

森本伸夫